前回は内申点のモヤりについて書きました。
その続きです。
明らかな内申格差を知ってか?知らずか・・・。
学力レベルの高い中学に、わざわざ引越しまでして子どもを入学させたいと考える家庭が一定数存在する。
引越ししなければ居住区の指定公立中学に進学する。
その中学は校舎もグラウンドも体育館も比較にならない程、良い設備。
進学先の実績を基とした学力レベルも悪くはない。
地域の治安も普通。
それでも、進学実績を基とした学力レベルだけを求め引越しまでして入れたいと思うようだ。
確かに、華々しい進学実績を残す卒業生達。そしてそれに続く在校生達。
同じ公立中学で距離にして1.5km程しか離れていない。
親は何を求めているのか?
おそらく「環境」
勉強を頑張り、切磋琢磨しながら学校全体で学力を上げる。
そんな環境をわが子に与えたい!
そう、思うのだろう。
だがしかし、忘れてはいけないのが
学校間の内申格差問題
もし引越しせずに、その学力を持っていれば第一志望校に良い内申点で入学できたかもしれない。
いや、引越しまでして子どもに良い環境(かどうか?は定かではないけど)を与えたいと思う親は、本当の学力(実力)が重要で内申点の取りづらさ等、問題ないのかもしれない。
ただ、高校入試を前に模試を受け、学力ではA判定だけど内申点を含めた総合判定はCやD判定になる可能性。
中学の進路懇談で「内申点が足りないので、もう少し偏差値の低い高校を」と勧められた時。
そんなの関係ねぇ!
とアドバイスを振り切り、強行する事はなかなかのチャレンジャーで鋼のメンタルが必要だと思う。
なぜなら、うちの県の高校入試の内申点の割合は1:1。
内申点と入試当日点の合計点でその点数の高い者から合格者が決まる。
到底フェアではない。
なんなら悲劇だよ。
入試当日のテストで同じ点数を取れる学力があっても内申点が運命の分かれ道になるのだから。
もっと言えば、入試で合格を手にした子よりも高得点だったけど、内申点を合計したら不合格なんて事も有り得る。
内申点格差なんて関係ないと思える程の学力を持っている人には問題ない!
とにかく学力付ければいい話。
そんな余裕を持った受験生は、きっとひと握りしか居ないと思う。
だから、親も子もモヤっとする。
居住区で決まる公立中学とは言え、内申点の取れる難易度を知っておく事は大事だと思う。
近隣の塾で複数校の生徒が集まる塾の先生なら知っている。
どこの中学が内申点が取りやすく、逆に取りづらいのか・・・。
次回は、この内申点に大きく影響する推薦入試について書く予定です。