高専入試の回し合格はありがたい制度だけど実は危険でもある事を考え隊!!
前回は高専受験の志望動機の危険な考え方について書いてみました。
今回は高専入試(学力選抜)の志望学科の回し合格について、考えてみました
高専によりますが、入試時に学科を決めて、その学科を受験する場合、回し合格制度があります。
学科によって倍率も違うので、その年度によって難易度も変わります。
(入試は国立高専なら全国統一なので試験が難しくなるという意味ではありません)
なので〇〇学科で合格できなければ△△学科に行きたい!
どちらの学科も興味があり鮮明のビジョンがあり勉強できる🎶
と思える人には、とてもありがたい制度です。
ここで注意したいのは、一般的な高校の回し合格とは違うという事です。
高校の回し合格は特進コースがNGなら普通コースに回して合格させて下さいね。
という制度で、勉強のハードさや進度、難易度が違うもので学ぶ教科が変わる訳ではないですが、高専の回し合格は学ぶ教科が大きく変わる可能性が大です。
例えば・・・の話ですが。
電気工学科でプログラミングを学びたいので第1志望に決定。
偏差値高めで倍率も高いので合格できない可能性がある場合、回し合格で合格できそうな建築学科を第2志望にした。
プログラミングを学びたかったのに、同じ高専なのに・・・回し合格で合格した学科はプログラミングを一切学べない学科だった。
・・・なんて事に。
まぁ極端に書きすぎですが💦
興味もないのに、高専に拘り合格だけを目指すと危険な学校だという事です。
高専によっては「転科」を認めている学校もありますが、その条件はとても厳しく覚悟が必要です。
転科は年度毎になる場合が多く単位不足や知識不足で下手をすれば留年する可能性もあります。
そして、教科書やその学科に必要な物品も買い直すことになります。
うちの子が通う高専では電気や機械は花形学科でとても人気があり倍率も難易度も高いですが、安全な畑違いの学科に回し合格の希望を書くと、後悔する可能性があります。
同じような志を持った仲間と切磋琢磨し成長できる高専はとても面白い学校です。
なんだか、夢を壊す嫌な事を続けて書いてしまいましたが💦
高専志望の人が希望学科に合格し、充実した5年を過ごせますように✨