高専生のオカンのblog

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高専卒業後の進路は就職だけじゃない。 高校生よりもチャンスが広がるかも!!

前回は高専に集まる学生についてかきました。

kosen-okan.hatenablog.com
今回は高専卒業後の進路選択について、書いてみます。

 

 

多くの高専は5年一貫教育で5年で準学士として卒業します。

 


高専の学生は即戦力として就職するのでしょ?

 


と思われる方も多いですが、高専の学生のおよそ半数は進学します。
高専によっては7割が進学)

 


高専生が進学を希望した場合は高専の専攻科や大学に編入します。

 


専攻科とは高専本科で5年間学んだ事を更に深く学び研究する為に2年間通える、ひとつの選択肢です。

 


募集人数は多くなく、とても狭き門です。入試には推薦と一般があるようです。

 

 

通った高専から他の高専の専攻科を受験する事も可能。

 

次に大学編入は多くの学生が国立大学の3年次に編入します。

 

その為、高専で専攻した学科と同じ系統の学科で大学2年間に相当する単位を高専で取得しており、その単位換算をもとに編入試験を受けます。

 


希望する大学によっては単位が足らず大学2年次に編入となる場合があります。

 

一例ですが、東京大学京都大学は2年次編入となるようです。


編入試験は高専5年生の5月〜11月頃に行われ大学によって時期は様々。


なので、編入試験日さえ重ならなかったら国立大学を併願受験する事が可能です。

 

 

高専生の大学進学は大学名や偏差値よりも気になる教授や研究室から大学を決める事が多いようです。

 


高校生の多くは共通テストを受け国立大学を受験する事になるので、高専生はより恵まれた環境で受験できる事になります。

 


だからと言って、編入試験が高校生が受験する入試よりも簡単か?と言われれば受験科目については楽かもしれませんが、高校3年間+大学2年間で学ぶ内容が編入試験の範囲となるので、簡単ではないはず。

 


そして、受験対策も高専の授業としてのサポートはないので、個人でコツコツと準備することになります。

 

私立大学編入も可能な大学もありますが、多くの高専生は国立大学への進学を希望しているようです。

 


ごく少数だと思いますが高専を卒業し、他分野へ興味を持ち大学1年生として大学生となる選択をする学生も居るようです。

 


高専生の就職については「○○高専 就職実績」で検索すると、驚く程の大企業への就職先が並んでいます。

 

 

高専生は専攻さえ変更しなければ、高校生より選択肢があるようです。

 

 


次回は、高専生の学費について書く予定です✨