前回は高専はコスパの良い学校なのか?について書いてみました。
これまでは、調べたら誰でも分かる高専について書いてきましたが、今回からは、うちの子の高専入学までの道のりや高専での出来事について書いていきたいと思います。
うちの子が高専を志望校としたのは小5の時です。
きっかけは、あるテレビドラマ(題名忘れた💦)で建築士がスチレンボードで作った真っ白い建築模型を見た時「こんなんを作る仕事がしたい」と。
「建築士って仕事やと思うけど調べてみたら?」と軽い気持ちで答えた事が発端。
その後、建築士の仕事を最終目的とし、どんな事を学べば建築士になれるのか?逆算方式で辿り着いたのが「高専 建築学科」でした。
高専と言えば「機械」「材料」「電気」「情報」「化学」「土木工学」「商船」 などが思い浮かび建築系は都市土木等が多いです。
土木ではなく「建築学科」として単体で学科がある国立高専は珍しく7校のみでした。
小山高専(栃木県)
石川高専
岐阜高専
豊田高専(愛知県)
明石高専(兵庫県)
呉高専(広島県)
都城高専(宮崎県)
この建築学科を卒業すれば、すぐに国家資格の建築士の受験が可能になります。
高専以外のルートとなると
大学、短期大学、高等学校、専修学校、職業訓練校等において、指定科目を修めて卒業した者。
一級建築士指定科目
科目名
(単位)
①建築設計製図
(7単位)
②建築計画
(7単位)
③建築環境工学
(2単位)
④建築設備
(2単位)
⑤構造力学
(4単位)
⑥建築一般構造
(3単位)
⑦建築材料
(2単位)
⑧建築生産
(2単位)
⑨建築法規
(1単位)
⑩複合・関連科目
(適時)
一級建築士の資格試験は、①〜⑨の計30単位、①〜⑩で計40単位以上取得することで受験可能。
①〜⑩で計60単位以上取得すると、免許登録の際に必要な実務年数が最短の2年。
受験資格はこのように定められており、高専を卒業することが技能的にも最も最短ルートになる!とうちの子は思ったようです。
一級建築士の合格率は、例年10%程度
と言われており、難易度の高い資格な為、少しでも早く受験資格を手に入れ、なおかつ技能面を強化する為の最善ルートは 高専だったようです。
高専で学べる内容や取得可能な単位数は、各高専のHPに記載されています。
興味のある学科のシラバスを調べてみるだけで楽しいですよ!
次回は高専を志望校にしたいと言ってきた時の私の気持ちとその後の行動について書きます。